福島牝馬ステークス　コース特徴と傾向

　　第21回福島牝馬ステークス　福島競馬場　芝1800ｍ　　　　　　　　　　　2024/4/20(土)

ヴィクトリアマイルのステップレースのひとつである福島牝馬S。牝馬限定のローカルG3らしく波乱傾向はかなり強く、好走候補を絞り込みづらいレースとなっている。ただし、間違いなく買いと言えるのが、前走で中山牝馬ステークスに出走していた馬だ。2008年以降の3着以内馬45頭中27頭を占め、勝ち馬のうち12頭までが、この組であるのも強調材料。同組すべての連対馬に共通する9着以内かつタイム差1秒未満をクリアしていれば、人気薄でも決して侮れない。舞台となる福島芝1800mは最後の直線こそ約290mと短いものの、都合3回の上りをクリアせねばならず、イメージ以上にスタミナを要するコースである。

【人気】
人気別成績を見ると、1～3番人気の複勝率がいずれも50%以下というように信頼度は並以下。対照的に4～5番人気は、連対率と複勝率が1～3番人気と遜色ないうえに、複勝回収率は90～100%の高水準を誇る。さらに6～9番人気も単勝回収率100%超という、素晴らしい成績を残している。10番人気以下についても複勝回収率は100%超のハイアベレージ。人気薄を積極的に買うべきレースであることは間違いない。

【枠順】
このレースのデータで最も注目したいのが、枠順（馬番）別成績だ。なぜなら、1～4枠の勝率が突出しており、回収率も高いからである。単純に1桁馬番と2桁馬番の2008年以降（新潟開催を除く）の成績を比較しても、1～9番が12勝を含む20連対であるのに対し、10～16番は2勝を含む8連対と大きく見劣る。10番以降の馬番に入ると、実力馬でも相当厳しい戦いになると考えたほうがいい。

過去５年のデータ

　2023/4/22　福島　芝1800ｍ　良

　2020/4/25　福島　芝1800ｍ　良